塩ビシート防水工法とは?

塩ビシート防水工法 防水工事のH-feast

塩ビシート防水工法とは?

塩ビシート防水工法は主に陸屋根の屋上など平らな部分に対して行う防水工事に適しています。

広範囲の平坦な部分に対して最も効率的にできる防水工事。

1.5mm~2.5mm程度の厚みの塩ビシートを貼り付けていく工法なので、短期間で工事を終えることができて耐風圧性にも優れています。

密着工法と通気緩衝工法(機械固定式工法)の2種類があります。

密着工法は?ボンドで直接貼り付ける為、乾燥した箇所(湿気等による漏水が起きていない状態)でしか施工できません。
通気緩衝工法は?湿気の影響を受けないので、雨漏りした建物の屋上部分や湿気を含みやすい屋上の改修工事に使われます。

どちらの工法を選んでもシート(防水層)が下地に直接貼り付けられるため、密着している下地の影響を受けやすいことも理解しておいてください。

防水工事に塩ビシート防水工法が選ばれる理由は?

塩ビシート防水工法が防水工事に選ばれる理由を理解するためには、メリットとデメリットを理解するのが最も早いと思います。

塩ビシート防水工法のメリットは?

塩ビシート防水工法のメリットは、

メリット・短い工期で防水工事が終わる
・対風圧性に優れている
・下地に多少凹凸があっても均一な仕上がりになる
・ウレタン塗膜防水工法よりも長期間防水効果が持続する
・色やデザインなどを好みに合わせて選ぶことができる

塩ビシート防水工法のデメリットは?

塩ビシート防水工法のデメリットは、

デメリット・複雑な形状には不向き
・シートのつなぎ合わせ技術の難易度が高め
・鳥のイタズラや飛来物で破れてしまうこともある
・立ち上がりやドレン周りなどの防水シート端部分に漏水リスクがある
・機械式固定工法の場合、工事中に振動音が発生する

塩ビシート防水工法の流れは?

塩ビシート防水工法の一般的な流れを紹介すると、

・高圧洗浄で施工場所の大まかな汚れを落とします
・付着物を撤去し施工場所の細かい汚れも落とします

作業工程 作業内容
下地処理 ・作業に支障をきたす設置物の移動
プライマー散布 既存の防水面と新規防水塗膜を密着させる接着剤のようなものをローラーで塗ります
部分補修 大きな破損箇所がある場合はゴムシートのパッチを貼ります
防水シート貼り付け セメントを流しながら塩ビシートを貼り、シート下に入り込んだ空気を抜いていく
シーリング 立ち上がり部分を施工したあとでシート同士の隙間をシーリング剤で埋めます
トップコート塗り 紫外線や摩擦に強いウレタン樹脂をコテやローラーで塗ります

塩ビシート防水工法の施工事例画像の紹介

ここからは塩ビシート防水工法の施工中にどのような工程があるのか?

具体的な画像を使いながら紹介していきます。

実際に施工事例を施工前と施工後の画像を紹介しますので、どのような違いがあるか確認してください。

屋上部分の施工途中(UDディスクの固定)│塩ビシート防水工法 施工例

屋上部分の施工途中(UDディスクの固定)│塩ビシート防水工法 施工例

屋上部分の施工途中(立ち上がり処理)│塩ビシート防水工法 施工例

屋上部分の施工途中(立ち上がり処理)│塩ビシート防水工法 施工例

屋上部分の施工途中(シートの隙間接着)│塩ビシート防水工法 施工例

屋上部分の施工途中(シートの隙間接着)│塩ビシート防水工法 施工例

屋上部分の施工途中(入隅処理)│塩ビシート防水工法 施工例

屋上部分の施工途中(入隅処理)│塩ビシート防水工法 施工例

屋上部分の施工途中(排水溝補強)│塩ビシート防水工法 施工例

屋上部分の施工途中(排水溝補強)│塩ビシート防水工法 施工例

上記工程が全て終われば建物の防水性が改善されます。

塩ビシート防水工事後は13〜15年は基本的にメンテナンスしなくても耐水性が維持されますが、台風や強風による飛来物でシートにダメージが入り耐水性が低下する場合も。

部分補修も可能なのでパッチ処理等を行って早めに被害箇所を修繕するようにしましょう。

塩ビシートでも5〜10年ごとにトップコートの塗り直しをすることで、耐久性が高い状態を維持することができます。

塩ビシート防水工法がおすすめな人は?

塩ビシート防水工法がおすすめな人は、

おすすめな人・防水工事をできるだけ短期間で行いたい人
・50平方メートルを超える広い屋上の防水工事をしたい人
・貯水槽や室外機などの固定物の少ない場所の防水工事をしたい人
・耐久性の高さとメンテナンス不要の工事を好む人
・仕上がりのムラが気になる人
・2回目以降の防水工事を行いたい人

塩ビシート防水工法のご依頼・お見積り・ご相談はH-フィーストへお問い合わせください。

 

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